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30年間変わらずまい進

日朝友好促進京都婦人会議 末本雛子さん

 在日朝鮮人の祖国往来実現に向けた運動が盛んだった1973年、日朝友好促進京都婦人会議は結成された。「当時はあまり政治的なことはわからなかった」と末本雛子さんは言う。社会党・市議会議員だった亡き夫、末本徹夫氏とともに会を結成。以後、30年間にわたり活動を続けてきた。

 参加者からの要望に応えて、朝鮮の歴史、文化、生活を知ることを活動の趣旨に盛りこんだ。「今ではキムチや焼肉は日本でも『市民権』を得、ハングル講座も各地に設けられているけれど、当時はこうした取り組みはとても珍しかった」。

 結成当時は朝鮮史勉強会、朝鮮料理を楽しむ会、朝鮮語教室などを開いていた。

 現在、民族学校の大学受験資格問題に関する取り組みにも積極的に参加している。「私が活動する理由は、私のため。自国を愛せない者がどうして他国を愛せるでしょう」。

[朝鮮新報 2003.6.4]