東京朝鮮文化会館に1800人−金剛山歌劇団「響」、南のユンドヒョンバンドの6.15宣言3周年特別公演 |
既報のように、金剛山歌劇団「響」と南のユンドヒョンバンドによる6.15共同宣言発表3周年記念特別公演「オー! 統一コリア」が6日、東京都北区十条の東京朝鮮文化会館で行われ、日本各地から集まった約1800人の同胞らが観覧した。 「響」の打楽器演奏「チャンゴとドラム」で幕を上げた1部公演は、統一への思いを込めた演目が目白押しで、会場は統一の雰囲気で沸いた。つづいて朝鮮の民族楽器と洋楽器による「アリラン5」、チャンセナプ独奏「リョンガンキナリ」なども披露された。また、歌謡メドレーではこの日のために作った「私たち同士でつないだ手」を披露、観客らと一緒に歌って雰囲気を一層盛り上げた。 公演2部にはユンドヒョンバンドが出演。米軍装甲車によって昨年6月に尊い命を失った2人の女子中学生を追慕して作った「ハノイの星」、統一をテーマにした「鉄条網の前で」などを熱唱した。3部では「響」とユンドヒョンバンドが共演し、「私たちは一つ」「アリラン」「オー! 統一コリア」を観客らと一緒に歌い、統一への思いを共有した。 観客らは、「とてもすごかった。南のバンドが統一を訴えているのを見て、祖国の統一に貢献しなければと思った」(金良高、朝大3年)、「こんなに熱い公演になるとは想像もしなかった。この場だけ見れば、統一が成し遂げられたよう」(成必麗、48)、「日本の社会で暮らしているせいか、統一について考える機会がなかったが、公演を見て胸が熱くなった」(尹銘理、23)などと感想を述べた。 ユンドヒョンバンド一行は5日に朝大と金剛山歌劇団を、6日には東京朝高をそれぞれ訪れ、学生らと交流。朝大では歌詞を、朝高ではTシャツをプレゼントされた。 [朝鮮新報 2003.6.7] |