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「朝鮮の歌、もっと歌おうや」

青年バンド「チウォン(志遠)」 金ソクセさん

 「朝鮮の歌っていいと思いません!? 民謡も好きで自分にむちゃくちゃ合ってると思うんですよ」

 6月15日に行われた「2003大阪ハナ・マトゥリ」。大勢の人々が観覧する舞台で、自身が作詞した「그날처럼(あの日のように)」を熱唱した金ソクセさん(25)。金さんと共に活動するギター演奏者の愼祥訓さん(22)がこの歌を作曲した。バンドを組んだのは、留学同兵庫の活動で出会ったのがきっかけ。留学同からの要望で「あの日のように」が完成した。

 「海外同胞から見た『統一』の歌ってなかったからそれを作りたかった。北と南、海外同胞たちの統一の願いを歌に込めた」

 初舞台となった去年1月、大阪の同胞成人式で歌を披露し拍手喝采を浴びた。これを機に2人の歌が同胞の中で「いい曲」だと口コミで広がり、今では関西圏の同胞の行事に出演依頼の声が掛かるようになった。2人は大阪朝高を卒業後に留学同で出会い、同胞の前で歌い始めた今が「信じられない」と話す。

 最近、南の歌を聴く人が増え、朝鮮の歌から離れる若い同胞たちが多いのが残念だと話しながら、「『ウリノレ(朝鮮の歌)をもっと歌おうや!』って声を大にして言いたい。『愛国歌』なんてメロディーが最高でしょ。その良さを知ってもらうためにも多くの舞台に立って歌い続けたい」。

[朝鮮新報 2003.7.1]