南北コリアと日本のともだち展−9日から16日まで渋谷で開催 |
今年で3回目となる「南北コリアと日本のともだち展」(主催・同実行委員会)が9日から16日まで東京都児童会館(東京・渋谷)で開催される。中心となって進めているのは、これまで朝鮮への食糧支援や太陽光発電機支援を行ってきた「KOREAこどもキャンペーン」。支援活動で何度も朝鮮の学校を訪問する過程で、「日本の子どもたちに朝鮮の子どもの絵を見てもらいたい」と絵画交流が始まり南北朝鮮、日本の子どもたちが共に出品する絵画展へと発展した。 「北朝鮮バッシング」の社会風潮が作られるなか、今年も朝鮮から子どもたちの絵が届けられた。絵を送ってきたのは平壌市の綾羅小学校と平安南道平城市の徳性小学校の子どもたち計33人。今回の絵画展では学校生活の模様を伝える写真も展示される。 日本の子どもたちの絵は、新聞やホームページで知らせ公募した。愛知朝鮮第7初級学校からも多くの絵が寄せられた。KOREAこどもキャンペーンの筒井由紀子事務局長は、「今の社会状況のなかでも例年以上にたくさんの絵が送られてきました。添えられているメッセージを見ると、仲良くなりたいなど、未来の友達へ向けた心温まるものが多かった」と語る。 同絵画展は、8月末に平壌で、10月にソウルで開催が予定されている。また日本での巡回開催も計画されている。 日時=7月9日(水)〜16日(水)、午前9時から午後6時 ※7月13日(日)、午前11時より「ともだちワークショップ」を開催。朝鮮のアニメーションを見たり民族楽器にさわったり、自分の自画像と南北朝鮮の子どもたちが描いた絵を合成し握手したりできる。 [朝鮮新報 2003.7.2] |