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仏ノーゼ市美術展で受賞

パリで絵画の勉強続ける 「惺玉さん

 九州朝鮮高級学校、朝大時代、ずっと美術を学んだ。97年に卒業後、5年ほど筑豊初級や北九州初中で教鞭を執った。

 昨年5月からパリで1人、絵の勉強を続ける。今年3月にはフランスのノーゼ市開催の美術展で見事「フランス国会議員賞」を受賞した。

 異国の空から思いを馳せるは、ハルモニのこと。

 「今年91歳のハルモニは、80代の半ばに文字を習うために夜間学校に通った頑張り屋さん。だから、私も弱音を吐かないで、挑戦し続けます」

 ハルモニからは定期的にパリの孫娘に励ましの手紙が送られる。そこにはどこに暮らしても「民族を忘れてはならない」という言葉が綴られている。

 「日本に帰ったら、在日同胞の1人の表現者として活動したい」と目を輝かせた。

[朝鮮新報 2003.7.22]