〈大阪帰還公演「ハナ・アリラン」〉 笑い弾ける会場の声 |
ハナ・アリランを観ていろんなことを考えた。最初はコメディーだったが、中盤以降は胸に迫ってくる何かがあり、感動した。ウリ同胞たちはハナ(ひとつ)なんだなという印象を受けた。日本で同胞たちが苦労しながら頑張っている姿を見るととても胸が痛む。みなさんを見ていると、真の愛国者だといっても決して過言ではない。(男性、24、韓国人) あまりにも感動して言葉が出ない。今年の4月にウリハッキョに赴任して3カ月が過ぎた。ウリハッキョで子どもたちを教えることの誇りを感じることができた半面、自分自身の未熟さを恥じた。ウリハッキョに対して良く思えない学生もいる。私は民族学校の現場でそのような現象を克服し、学生たちを立派な朝鮮人として育てるために全力で頑張りたい。次の公演にはぜひ私も出てみたい。(在日女性、23、朝鮮学校中級部講師) 朝鮮語は話せないけれど、ヒロインと元教師のやりとりの場面では目の端に涙が溜まっていた。昨日偶然にも韓国の「美術館の隣の動物園」という映画をビデオでみていて、ストーリーは全然違うけど、何かつながりを感じた。素敵な劇だった。言葉も音楽も良かった。(日本女性、26、画家) 感動の連続だった。ヒロインのウリマルに感動、台本に感動、代役の演技に感動…、出演者全員の視線に感動。本当にいい時間を過ごした。(在日女性) あのストーリーにびっくり。私はウリマルをちゃんと話せないし、書けないので、大学の授業以外にも勉強しないとアカンと改めて思った!(在日女性、18、大学生) 私自身ウリマルの能力が乏しく充分理解することはできなかったが、出演者の方々の気迫と在日同胞が持つ原点とも言うべき感性に触れることができた。(在日男性、25、団体職員) 私は「韓国」生まれ、「韓国語」をごく普通に使いながら生きてきた。私が何の意識も持たずに使ってきた言葉を必死に学び、守るために努力してこられたみなさんに対して、ただ感謝の気持ちでいっぱい。みなさんを通じて今日もうひとつの小さな統一を見た。(男性、韓国人) とっても感動した! ウリマルもめっちゃうまかった。私もあんなふうにしゃべってみたいと思った。内容もとっても深く、考えさせられた。(在日女性、18) 面白いし、また深い意味が込められていて、私自身深く考えさせられた。「朝鮮学校」に通っている私ができることは何なのか、「朝鮮学校」という存在が自分にとってどれほど重要なのかを悟ることができたし、心の底から、初めて「朝鮮学校」に通って良かったと感じた。私の考えを変えてくれる貴重な公演になった。(在日女性、15、朝高生) 舞台の魔力が生み出す一体感。これこそハナ・アリラン!(在日男性、21) 言葉はわからないのですが、とても引きこまれるように見入ってしまった。みなさんの演技がピタッときまっていて、とてもリズミカルで、次はどうなるのかな?という感じで楽しかった。表情が豊かで面白かった。最後は感動の場面で、それがとても伝わってきた。言葉を越えて何かがあるなぁと思った。最初と最後に流れていた「アリラン恋歌」がとてもきれいな声で、美しい曲だった。私は歴史の勉強不足なのでこれを機会に少しずつ学びたいと思った。(日本女性、28) [朝鮮新報 2003.8.2] |