「子どもたちに故郷の風景を」 |
「コリア童謡集」をリリースした歌手 林玉順さん 元金剛山歌劇団の若手ソリスト。結婚、出産を期に退団、活動を一時中断した。再びマイクを握り、人前で歌うようになったのは8年後のこと。「日本で生まれ育った子どもたちに誇りを持ってもらいたい、まだ見ぬ故郷の風景を思い浮かべてもらいたい」との思いから「半月」「故郷の春」「波の子守唄」など14曲を収録した「コリア童謡集」をリリースした。うち数曲は日本語の歌詞も添えている。「日本の人にも聴いてもらいたい。朝鮮にこんなに良い歌があることをもっと知ってもらいたいから」。 一昨年、コリアの芸術を愛する有志たちと「YUMEプロダクション」を設立。同胞結婚式の披露宴や各種イベントなどを幅広く手掛けてきた。10月には沖縄で開かれた、「うるま・琉球・沖縄 世界平和之島・平和祈念碑建立記念うるま10.10平和祭り」に出演。1日には東京都千代田区で開かれた、「姜尚中×金子勝×喜納昌吉トークライブ 東北アジアの平和を考えるPEACE・TALK・LIVE」にも出演した。「喜納さんの『38度線に虹の架け橋を!』とのメッセージに心を打たれた。毎朝、子どもたちの弁当を作り、学校に行く姿を見送る母親として、36歳という人生のターニングポイントに立つ人間として、今後の生き方について考えるようになった」。8日、都内でCD発売記念ライブを行った。 「ファンの方々に感謝している。これからも歌うことで期待に応えていきたい」。(http://biz.i-cubes.co.jp/entertain/oksun/) [朝鮮新報 2003.11.12] |