任秋子、鄭湖月ジョイントコンサートに900人の観客 |
任秋子、鄭湖月共演による「歌と踊りのジョイントコンサート『絆』」が、21日、神奈川県川崎市のエポックなかはらで開かれた。 舞踊「汗衫の舞」で幕を開けた舞台では、古代朝鮮の宮廷の女性たちが肌を隠すため白い布をたらして舞う優雅な姿が形象され、900人が詰めかけたほぼ満員の会場の溜め息を誘った。続いて、「パンガプスムニダ」「涙にぬれた豆満江」など鄭湖月の独唱に大きな拍手がわき起こった。 会場が最高潮に達したのは植民地時代の抵抗歌として愛唱されてきた「鳳仙歌」の歌と踊りのコラボレーション。現在も続く民族分断の悲劇と統一への願いを込めた2人の熱演に惜しみない拍手が送られた。この他、鄭さんが主宰する民謡教室の大田、川崎サークルの女声重唱、尹漢信「アコーディオン独奏」、任秋子舞踊団による民族情緒豊かな舞いが披露された。 [朝鮮新報 2003.11.29] |