ミュージカル「ミレ」、観覧者の声 |
明るい舞台だった。若干言葉が聞き取りにくい部分もあった。もっと早くから広報していれば、ほかの人も誘えたのにと思う。在日の方はもちろん、もっと多くの日本の人にも見て欲しかった。困難な条件での上演ご苦労様。ますます嫌な社会になってきているが、共に手を携えて頑張ろう。(大阪府、無職、51、柏本景司) 見所が多い、考えさせられる所が多い、それでいて心を和ませ、豊かにしてくれるミュージカルだと思う。生のミュージカルを見られるのは2度目だと思うが、訴えている内容が、過去のことから今に、そして未来につながるものであること、訴えている側の思いがとても強いということが伝わってきた。涙で舞台がかすんだ場面が2回ほどあった。 慣れない日本の生活に適応しようと努力しているなか、偶然、チケットを手にした。韓国にいるときは遠くに感じていた「ウリナラの半分」が、ここでは「同じ」だということを、同じ民族であるという、あまりにも当たり前のことを感じることになった。ここ日本に渡ってきても民族性を失わず、朝鮮という国を、子どもの頃からわれわれは一つの民族だと言うことを教えるために努力すること、それは「一つの国」、「一つの民族」、「ウリナラ」、「ウリ民族」だけが知ることのできる感情であり、愛国心であることを深く感じることができた。 [朝鮮新報 2003.12.24] |