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「島根県ミレ山歩会」結成

 総聯島根県本部は5月18日、山を愛する同胞を集い登山の会を結成した。

 この日集まった12人の同胞たちは、どのような苦難の中にあっても未来への希望を失うことなく、祖国と総聯の周りに一致団結してたくましく前進しようとの思いを込め、会の名称を「島根県ミレ山歩会」と名付けた。

 「山歩会」のメンバーはこの日、総聯結成48周年と会の結成を祝い、出雲大社の裏山に位置する弥山(みせん・495メートル)に登った。

 弥山は島根県内においてもっとも朝鮮半島の近くに位置し、悠久の古代時代に朝鮮半島から渡ってきた人々が、東海のはるか彼方の故郷を偲びながら夜中に松明を灯してこの山に登り、祭祀をとりおこなったという言い伝えがある山。

 参加者たちは古代の人々への思いを馳せながら、山頂で祝杯をあげ楽しいひと時を過ごした。参加者の一人は、いつまでも朝鮮民族の魂と誇りを忘れずに、互いに団結し助け合いながら明るくたくましく生きていこうと語った。【総聯島根県本部】

[朝鮮新報 2003.5.31]