山で元気!−藤原岳(三重県、1120m) |
藤原岳は花の名山として、近畿地方ではハイカー、女性に人気がある。4〜5月にかけ、セツブンソウ、福寿草、カタクリと花の競演が続く。 4月早々に福寿草に出会う山行を企画した。1回目の藤原岳登山は悪天候で断念せざるを得なかった。クラブ結成5周年記念にと、1年前から準備してきた山行記録も脱稿し、出版社に納稿した。後は素晴らしい出版物が出るのを待つだけだ。 山行記録がまもなく出来上がる喜びから気分も軽く、5月25日、「山遊会」一行10人は3台の車に分乗し藤原岳に向かう。 坂本谷から白船峠の登山口を探すが見つからない。リーダーの判断により迷ったときは振り出しに戻るの原則を貫く。 藤原岳裏道コースを登ることにする。藤原岳は花の名山というイメージから登りやすいと錯覚していたが、聖宝寺の登山口からは急登がつづく、険しい山だ。 登山道がしっかり整備されていること、急峻だが3、4、5合目と標識が出ているので自分の位置がはっきりわかるのが疲れている者には助かる。 6合目〜9合目までは春先には種々の高山植物が咲き乱れる花畑が広がっている。今はコバイケイソウが蕾をつけ、次は私の番よと出番を待っているのみだった。 8合目の展望所で昼食にする。リーダーの話題は、クラブ結成5周年記念の素晴らしい山行記録がまもなく本になる。よって出版記念に飲もう会をもつという。女子会員も自分の写真、投稿記事がはやく見たいのか、飲み会に参加したいという。今日の登山はもっぱら5周年出版記念が話題になった山行だった。(5月25日、留学同京都OBの登山クラブ「山遊会」幹事、金相煥) 【コースとタイム】駐車場〜聖宝寺〜藤原山荘〜藤原岳頂上、復路は往路と同。12キロ、6時間。(※「山遊会」結成5周年記念山行記録をお求めの方はTEL 075・641・6161、李興斎まで) [朝鮮新報 2003.7.17] |