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〈第10回ウジョン(友情)杯サッカー〉 大阪朝高が初優勝

 第10回ウジョン(友情)杯サッカーフェスティバル(主催=在日本朝鮮人宮城県体育協会)が1、2の両日、宮城県内の東北電力名取スポーツパークで開催された。

 10周年記念大会には、東北、茨城、大阪の朝高と東北学院高校(宮城)、大船渡高校(岩手)、新屋高校(秋田)の計6校が出場した。

 開会式では、主催者側を代表して在日本朝鮮人宮城県サッカー協会の趙雄来会長があいさつ。「厳しい情勢にもかかわらず、10回も開催することができ感無量。継続は力なりを実感している心境だ。この大会は、単にサッカーの技術、器量を競い高めるだけでなく、朝・日間の友好親善と生徒たちの友情を深める場となってきた。これからもこの精神で大会に参加してほしい」と選手らを激励した。

 大会は6校を2つのグループに分け、予選リーグと順位決定戦方式で行われた。結果、新屋高校(Aブロック)と大阪朝高(Bブロック)がともに2勝を挙げ、決勝戦に進出した。

 近年稀に見る好試合となった決勝戦、今年の全日本ユースサッカー選手権地方予選の関西プリンスリーグ(16チーム参加)で決勝トーナメント進出を決めた大阪朝高が地力で勝り、2―1と逆転勝ち。同大会初出場にして初優勝をした。

 3位決定戦は、茨城が大船渡高校を6−0で下し、5位決定戦では東北学院が東北に4−1で勝った。

 なお、大会最優秀選手には得点王の周昌慶くん(大阪)が輝いた。

 在日本朝鮮人蹴球協会の李清敬理事長は、「内容の濃い充実した大会だった。今後、東北地方でのサッカー強化のためにも大会を継続してくださることを関係者のみなさんに切にお願いしたい」と総評を述べた。

大会結果

 @大阪朝高 A新屋高校 B茨城朝高

【東北体協】

[朝鮮新報 2003.8.21]