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大邱ユニバーシアード〉 北南の意志アピール

 【平壌発=李松鶴、姜鐘錫記者】8月21日から31日まで大邱で行われた第22回ユニバーシアード。約500人の北の選手団と応援団が参加し、統一への想いを世界にアピールした。大会期間中、北南のさまざまな交流事業が行われ、統一はすでに実現しつつあるということを実感させた毎日だった。

「力が湧いてくる」

 北の選手団と応援団が大邱に到着した日から出発する日まで、市民たちは北の選手団、応援団を温かい同胞愛をもって熱烈に歓迎した。

 市内の至るところに北の選手団、応援団を歓迎する横断幕が掲げられ、市民たちは北の選手団や応援団、果ては記者団にまで「会えて嬉しいです」と手を振ったり握手を求めたりした。

 女子サッカーの対ドイツ戦の応援に来ていたチェ・ウィゴンさん(59)は、「北の選手、応援団に会えて本当に嬉しい。彼女たちを見ていると、統一が近いということを実感できて力が湧いてくる」「応援団のはつらつとした応援を見ていると自分も若返るようだ」と微笑んだ。

「南北が力を合わせ」

 大会期間中、北南の青年たちが交流を通じて、統一に向けて心を一つにしたということを実感した。

 北と南の応援団が選手の区別なく、一緒になって「ウリ」選手を応援したこと、とくに北の応援団は、男子バレーボールの決勝で日本と対戦した南の選手たちを「ウリ選手、頑張れ」と涙ながらに応援した。

 開幕式で統一旗を先頭に北南の選手が共同入場するのを見て、北の応援団のメンバーが「統一が実現したようで感慨無量です」と涙ながらに話すのを見ながら、南の市民たちもまた、涙を流していた。

 大会組織委員長の゙海寧大邱市長は、8月23日に行われた歓迎昼食会で次のように述べた。

 「これからも統一への道にはさまざまな難関があるだろうが、良き同伴者(キルトンム)となった南北が力を合わせれば、必ず道は開けるだろう」

[朝鮮新報 2003.9.6]