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〈朝鮮創建55周年記念在日朝鮮学生中央体育大会〉 ハイレベルな試合展開(ボクシング)

今大会注目の的となった全国大会2冠制覇の周太慶(右)

 ボクシング競技は5〜7日、大阪朝鮮高級学校のボクシング会場で行われた。

 中央大会史上初めて会場を大阪に移し、近畿アマチュアボクシング連盟審判員の協力も得ながら行われた大会1部には、ライトフライ級からミドル級までの8階級に32人の選手が出場した。

 今大会には、春の選抜大会、夏のインターハイで2冠を果たしたライトウェルター級の周太慶(大阪)、インターハイミドル級3位の金公信などインターハイ出場者9人が出場、ハイレベルな大会に関係者たちの注目が集まった。そんな中、大阪朝高が7階級を制覇し、団体戦で優勝した。

 今大会一番の注目カードとなったライトウェルター級の決勝戦。全国大会2連覇の周太慶と、インターハイ2回戦で彼に競り負け雪辱を期す夏将吾選手(東京)が対戦した。試合は、右ジャブを巧みに使い、わずかな隙を見逃さなかった周の左ストレートが夏の顔面に炸裂。周の1ラウンドKO勝ちで幕を閉じた。

 また、2部オープン戦には33選手が出場。大会2日目には、女子選手4人(大阪3、神戸1)のボクシング演技も披露された。

 大阪朝高の梁学哲監督は、「今年でインターハイ出場10年目となるが、全国大会で戦える土台がこの大会にあることを忘れてはならない」と語った。

 また、閉会式と懇親会(大阪朝高ボクシング部父母後援会、OB会主催)が7日、大阪南海飯店で行われ、招待された朝高選手とボクシング関係者ら約200人が集まった。

[朝鮮新報 2003.9.10]