在日本朝鮮人大阪府柔道協会が世界柔道選手権参加の朝鮮選手団歓迎・歓送会開く |
大会期間中には大阪朝高、東大阪中級、中大阪初中級、京都中高の生徒をはじめ、近畿地方の同胞らが朝鮮の国旗を手に、連日応援に駆けつけた。 14日夜には、在日本朝鮮人大阪府柔道協会主催の朝鮮選手団歓迎・歓送パティーが開かれ、選手団と同協会関係者、近畿地方の同胞ら120余人が参加した。 初めて日本を訪れたケ・スンヒが、大阪の地で世界大会3階級制覇と選手権2連覇を見事達成したとあって会場は大いに盛り上がった。 大阪柔道協会の康浩奉会長は、「スンヒが優勝した瞬間、胸の奥から熱いものが込みあげてきて言葉にならない感動を覚えた。階級を1つ上げての優勝は並大抵な練習と努力ではできない。また、金泰義が在日を代表して初めて世界大会に出場したことは、われわれ柔道愛好家と同胞の誇りだ」と胸を張った。 大阪オモニバレーボール連盟の李勝鮮会長は、「在日同胞を取り巻く環境が厳しい今だからこそ、力と勇気を与えてくれたことがうれしくてたまらない。あのハングリー精神を見習っていきたい」と感慨無量の様子だった。 また、朝鮮の選手らと大阪朝高で3日間練習する機会に恵まれた同校の金一虎君(2年生)は、「こんな感動ははじめて。自分もこの舞台に立てるよう力いっぱい励みます」と語った。 この日、同胞らは選手らと歌い踊り、記念写真におさまるなど意義深いひと時を過ごした。 [朝鮮新報 2003.9.18] |