優秀な現役育成を−朝大ラグビー部OB会 |
朝大ラグビー部は1968年、現監督の全源治氏の朝大赴任とともに結成された。35年の伝統を持つ同校ラグビー部だが日本の公式戦出場が認められたのは33年後の2001年から。関東大学リーグ6部から加盟した朝大は現在4部。毎年快進撃を見せている。 同校ラグビー部OB会は2年前から結成準備を進めてきた。今年に入ってから準備活動が活発化。東京でOBたちが意見交換を行なった後、大阪で第1回の準備委員会を開き活動を進めて来た。東京の準備委員たちは各期別に名簿を整理するなど詰めの作業を行ってきた。 初代ラグビー部員だった金鉉翼OB会相談役(54)は、「私たちの世代が中心になってやらねばならないことを、後輩らがやってくれた。本当に感謝したい。朝大を強くするためには優秀な選手が必要だ。各朝高で優れた選手らが朝大に進学するよう活動したい」と述べた。 朴昌連会長が出席できなかったことが残念と語る宋邦哲副会長(44)は、「われわれラグビー部OBらは全監督からラグビーと人間性を教わった。朝大ラグビー部を支援するOB会の結成は親孝行をしたい息子の気持ちだ。これからどんどん活動していきたい」と抱負を語った。 また、同校ラグビー部の邵基学主将(4年、文学歴史学部)は、「ラグビー部にたいするOBたちの期待の大きさを感じる。試合で勝つことでその期待に応えたい」と決意を新たにした。 教え子たちから大きなプレゼントをもらった全源治監督はうれし涙をながしながら、「今日こうしてOBたちが愛国者として立派に育ってくれたことを誇りに思う」と胸を張った。 この日参加者たちは、ラグビーで培った「One for all、all for one」の精神で朝大ラグビー部を盛り上げることを確認しあった。 [朝鮮新報 2003.10.2] |