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総連埼玉代表、県知事らと懇談−民族教育権問題、引き続き支援要請

 総連埼玉県本部の安正一委員長、尹東煥副委員長、県商工会の申敏浩理事長をはじめとする代表が9日、さいたま市にある埼玉県庁を訪れ、上田清司知事らと懇談した。

 安委員長はまず、昨年要請した知事の埼玉朝鮮初中級学校訪問が実現したことや本部大会宛てに知事が連帯のメッセージを送ってくれたこと、助成金など通じて同校を支援してくれていることに対し、感謝の意を表した。

 また、民族教育と学校をいかにして守っていくか、埼玉県に居住する約1万2000人の同胞の生活をどう安定させていくかが総連本部に課された重要な課題だとしながら、「厳しい時こそ同じ埼玉県に住む人間としてより多くの日本人と共生し、一緒にがんばっていきたい」と強調した。また、これまでも日本学校や日本の市民団体と交流を深めてきたことを説明し、これからも知事らが本部、学校などの催しに積極的に参加してくれるとともに、民族教育権問題に協力してくれるよう要請した。

 これに対し上田知事は、「これからもさまざまな問題について研究を重ね、できるかぎり支援していきたい」と述べた。

[朝鮮新報 2004.9.11]