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尼崎東初級 ふれあいバザー、日本市民との交流深める

 「アンニョンハセヨお会いしませんか? 笑顔いっぱいふれあいバザー」が10月31日、尼崎東朝鮮初級学校(兵庫県尼崎市)で開催された。

 2年に1回開かれる同校バザーは、「おいしい朝鮮料理が屋台で食べられる」「安くて良いものがたくさんある」と近隣の日本住民から好評を博してきた。

舞踊部の芸術公演

 今年のバザーは、尼崎市を拠点に活動する「鼓情炎」の和太鼓演奏で幕を上げた。

 尼崎市立金楽寺小学校児童たちの軽快な踊り、尼崎市立小園中学校生徒たちの吹奏楽演奏、奈良県在住のジャッキー・ヒロさんのマジックショーなど、日本人も多数出演。同校児童・園児たちの芸術公演やオモニたちのチャンゴ演奏、兵庫朝鮮歌舞団の歌と踊りも披露され、多彩な演目でにぎわった。

 今年は約1000人の来場者で、飲食コーナーはすべて完売。バザー商品もほとんど売れ、約86万円の利益を同校に寄贈した。

 数年来の不況の影響で、準備は大変だったが、「児童・園児のため」「学校のため」を合い言葉に、みんなで成功させた意義はひときわ大きかった。

バザーは約100人でにぎわった

 当日は、数日間降り続いた雨で校庭のぬかるみに悩まされたが、アボジたちが早朝6時から作業にかかり、開始時間の午前11時にはしっかり準備を整えた。

 数カ月の準備期間に同胞らを訪ね、バザー商品を提供してもらった。屋台もアボジ、オモニをはじめ、地域同胞が一丸となって取り組んだ。金楽寺小学校PTAもおでんを準備するなどして、今まで以上に地域交流を深めた。

 実行委員のメンバーらは、今年のバザーの特徴を@日本市民との交流を今まで以上に深めることができたA保護者やハラボジ、ハルモニの活躍が大きかったことと、多くの同校卒業生や朝高生が手伝ってくれたこと―だと締めくくった。【尼崎東初級】

[朝鮮新報 2004.11.22]