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ハナネットワーク 「介護保険と在日コリアン」でシンポ

 在日コリアン高齢者生活支援ネットワーク「ハナ」が主催する第1回シンポジウム「介護保険と在日コリアン〜その問題点と提言〜」が11月13日、KCC会館(大阪市生野区)で行われた。日本の行政機関をはじめ28の団体、大学などから約60人が参加した。

 シンポジウムでは、ハナネットワークの金永子さん(四国学院大学教授)が「在日コリアン高齢者支援の現状と課題」をテーマに基調講演を行い、在日外国人のための相談窓口の設置、各種委員会や審議会の委員などに外国人を登用するなどの提案を行った。

 つづいて各地域で活動する団体の代表ら4人が活動経験と問題点などについて実践報告。さまざまな角度から問題提起も行った。

 参加者たちは、来年度改訂予定の介護保険法に焦点を合わせ、在日同胞高齢者とその家族らが抱える問題などについて意見交換した。

 シンポジウムの内容と提起された意見などは後日、報告書にまとめ、日本の関係機関に要望書を提出する予定。【ハナネットワーク】

[朝鮮新報 2004.12.1]