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総連、民団大阪代表ら 府立大、市立大に要望書提出「二次試験に朝鮮語を」

 総連大阪府本部の夫永旭副委員長らは、11月30日に府庁を、12月3日に大阪市立大学を訪れ、府立大と市立大の入試二次試験の外国語科目に「韓国・朝鮮語」を採用するよう求める要望書を提出した。要望書は民団大阪との共同のもので、同本部代表らも共に訪れ提出した。

 府内では、朝鮮学校などの民族学校、34の公立高校などで2000人以上が朝鮮語を学んでおり、市民講座などでも受講者が増えている。だが、府立大は英語のみを、市立大は英仏独中の4カ国語を採用している。

 要望書は、大学入試センター試験ですでに「韓国語」が採用されており、2003年度にはドイツ語、フランス語の受験生を上回っていると指摘しながら、入試二次試験に「韓国・朝鮮語」を採用している大学はほとんどないため、「センター試験で『韓国語』を受験した生徒たちの向学心が報われていない」としている。

 府側は、「研究型」大学を目指すうえで欠かせない英語を入試科目にすることを「全学で合意、決定した」と説明した。市立大側は、「韓国・朝鮮語」に関わる本務教員が1人しかいないと現状を説明し、「重要課題として引き続き検討したい」と回答した。

[朝鮮新報 2004.12.11]