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20全大会−民族教育と同胞生活奉仕 3年間の方針提起

10月から8カ月運動が始まった(総連福岡・小倉支部活動家の集い)

 A 今年は何といっても総連20全大会が開かれたことが大きな出来事だ。

 B 5月28、29日の2日間にわたって、東京朝鮮文化会館で全国から集まった代議員が参加して開かれた。3年に1回のこの大会だが、今回ほど大変な時期の開催もかつてなかっただろう。

 C そのとおり。19全大会以降、とくに2002年の「9.17」以降、総連と同胞社会を取り巻く状況はかつてなく厳しかった。そのような状況が完全に払拭されたわけではないが、そうした中でも大会を開催した意義は少なくない。

 B 大会では、在日朝鮮人運動の歴史的経験と19全大会以降の成果と教訓に基づき、環境の変化と同胞の要求と志向に沿った活動方針と今後3年間の目標、対策などを討議した。

 A 3年間力を入れる課題としては、やはり民族教育と同胞生活奉仕が提起された。

 C これが2大中心柱だからね。

 B 20全大会後、7月に総連本部委員長会議、9月には総連支部委員長会議が開かれた。

総連20全大会で談笑する代議員たち

 C 本部委員長会議では、来年5月の総連結成50周年までに力を入れる課題について討議した。諸般の情勢から見て、今後1年間が20全大会方針貫徹の前途を左右する重要な時期であるという点で意見の一致を見た。

 A 支部委員長会議では、「20全大会決定貫徹のための8カ月運動」を展開していくことで一致した。常日頃から同胞と最も身近に接している支部委員長が一堂に会したとあって、実践経験と活動の方法論に関する活発な意見交換があった。

 B こうした過程を経て、8カ月運動開始を正式に宣言。10月1日から運動が始まっている。期間は来年5月末までだ。

 C この日、総連中央常任委員会のアピール文が発表された。それによると、運動期間、民族教育を守り発展させることが強調された。生徒募集活動が中心になる。

 B 高齢者問題をはじめとする福祉問題にも全力を入れる。地域に合った高齢者対策が求められている。それと、こうした課題を推し進めるためにも、同胞たちに有利な生活環境を整えるための地域密着型の対外活動を展開することが提起されている。

[朝鮮新報 2004.12.27]