康永官総連中央元財政局長に懲役6年、同胞ら憤慨、総連中央副議長が談話 |
東京地方裁判所は26日、康永官総連中央元財政局長に対し、懲役6年という不当な有罪判決を言い渡した。 これに対し、゙令鉉総連中央副議長は同日、東京都千代田区の朝鮮会館で記者会見を開き、「不当な政治弾圧」だと非難しながら、「今後とも、今回の判決の不当性を徹底して追及し、康元局長の無罪釈放を勝ち取るまで断固たたかう」と語った。 吉峰啓晴氏をはじめとする弁護団も同日、記者会見を開き、「最初に有罪ありきの不当な裁判」だと指摘。東京高裁に控訴し、あくまで無罪を勝ち取っていくと強調した。 一方、裁判の行われた東京地方裁判所には早朝から150人の同胞が集まった。無罪判決を信じていた同胞らは、不当な判決に憤慨しながら、無罪釈放まで闘うことを誓った。 検察当局は2001年11月、朝銀問題を口実に康元局長を拘束、起訴したが、2年間の公判過程で、弁護側だけでなく検察側の証人までもが、いわゆる「業務上横領事件」と元局長は何の関係もないと証言した。しかし裁判所は、事件関係者の捜査段階での虚偽供述だけをもとに判決を下した。 [朝鮮新報 2004.3.27] |