相次ぐ朝鮮学校生徒への暴行、再発防止へ厳重な措置を |
4月以降、朝鮮学校生徒らに対する暴行、嫌がらせ事件が相次いでいることと関連して6月29日、東京朝鮮中高級学校で記者会見が行われた。 同校の具大石校長が発言し、これまで生徒らに対する暴行事件の防止を日本当局に再三要請してきたことについて言及。そのうえで、小泉総理が訪朝して金正日総書記と会談し、「朝・日平壌宣言」を履行するとともに、在日朝鮮人を差別せずに友好的に対応することに合意した後にもこのような事件が相次いで起きているということは、「万景峰92」号の入港阻止を狙った対朝鮮「制裁法」である「特定船舶入港禁止特別措置法案」を通過させるなど反朝鮮、反朝鮮人的雰囲気を醸し出していることと関連していると指摘。日本当局が一日も早く犯人を検挙し、このような事件が二度と起きないよう厳重な措置を講じるよう強く求めた。 会見では被害者の一人である男子生徒も参加し、自らが受けた暴行について説明した。生徒は周りの日本の人たちは見てみぬふりをしていたなどと語った。 [朝鮮新報 2004.7.3] |