top_rogo.gif (16396 bytes)

朝鮮外務省、「イージス艦配備は戦争の準備」

 朝鮮外務省スポークスマンは3月31日、米国が米日共同のミサイル防衛(MD)システム構築の一環として朝鮮東海へのイージス艦の実戦配備を決定したことに関連して朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

 米国は最近、われわれの「弾道ミサイルの脅威」を口実にして、今年9月から朝鮮東海にミサイル迎撃システムを整えた米海軍の最新型イージス駆逐艦の実戦配備に着手し、2005年末までに海上ミサイル迎撃システムの構築を完了すると発表した。

 朝鮮東海に展開しようとする米国の海上ミサイル迎撃システムは、わが朝鮮を狙った戦争遂行システムとして最も直接的な敵対行為であり、ひいては中国とロシアに対する軍事的包囲抑止網を形成してアジア太平洋地域を支配しようとする覇権的企図の表れである。

 米国は今年に入ってからも日本当局をそそのかして日本と米国本土で連合指揮参謀訓練と、われわれの弾道ミサイルを想定して対応演習を相次いで行ったのに続いて、3月には南朝鮮の全域で大規模なフォールイーグル合同軍事演習と連合戦時増援演習を行った。

 公式発表された資料によっても、米国は今年、朝鮮半島とその周辺で10余回の定期的な兵種別合同軍事演習と3〜5回の大規模陸海空合同演習を計画しているという。

 これらすべての事実は、ブッシュ政府が起こした朝鮮半島での核騒動がわが朝鮮に反対し、地域の覇権を追求する侵略戦争の準備を促進する名分を立てることに目的を置いていることを証明している。

 米国が新型核兵器の生産に拍車をかけ、わが国の周辺に最先端の戦争装備を実戦配備し、軍事的威嚇を増大させながられわれの核抑止力を何の補償もせずになくそうとするのは、侵略者の強盗的要求である。

 われわれは朝鮮半島と東北アジア地域での戦争を防止し、平和を守るために核抑止力を極力打ち固め、必要な時期に決定的な自衛的対応措置を講じる。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.4.2]