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〈最高人民会議第11期第2回会議報告〉 03年予算決算と04年予算

 最高人民会議第11期第2回会議(3月25日)の第2議題「2003年国家予算執行の決算04年国家予算について」の報告(財政相の文一峰代議員)内容を紹介する。

 昨年の国家歳入計画は0.9%超過遂行された。

 昨年、最高人民会議法令に従い行われた人民生活公債発行事業に全人民が高い公民的自覚と祖国愛を抱いてこぞって参加した結果、多額の公債収入金が国家予算に入ることになり、少なからぬ資金が国家に献納された。

 昨年、国家予算歳出計画は98.2%執行された。

 歳出総額の15.7%を国防費に、23.3%を人民経済費に、40.5%を人民の福祉増進のための各種人民的施策に充てた。

 今年の国家予算の歳入は、昨年より5.7%増えることになる。

 歳入のうち、国家企業利得金は昨年に比べて16.5%増やし、協同団体利得金をはじめ他の収入項目でも歳入を著しく増やすことを見込んでいる。

 今年の国家予算の歳出は、昨年より8.6%増やして強盛大国建設の3大戦線で総攻勢を繰り広げ、先軍時代の党経済建設路線の貫徹に必要な資金的需要を円滑に保障することに基本を置いて編成した。

 今年の歳出の15.5%を国防費に充てて人民軍の戦闘準備を完成し、国防工業の自立性を強化し、近代化、情報化を推し進めて国の防衛力を金城鉄壁のごとく固める。

 今年、われわれは国の経済全般を活性化するため電力、石炭、金属工業、鉄道運輸部門に主な力を入れながら、採掘工業、機械工業、化学工業、建材工業、林業部門で生産を正常化し、軽工業と農業部門で新たな生産的高揚を起こすよう人民経済部門に多額の資金を支出する。

 これと共に、都市経営部門と国土環境保護部門にも昨年に比べてより多くの資金を投資する。

 また、先端科学、基礎科学、応用科学をはじめ科学技術の発展に必要な資金を昨年の1.6倍に増やす。

 今年の国家予算では、昨年に比べて追加的施策費を8.1%、教育費は9.5%、保健医療費は5.9%各々増やす。

 今年も、総聯(在日本朝鮮人総聯合会)の民主的民族教育の発展のため、在日同胞子女に多額の教育援助費と奨学金を送る。

 今年の国家予算を執行することは強盛大国建設の新たな活路を切り開くための重要な保証である。

 すべての経済指導幹部は、先軍時代の革命の指揮メンバーとしての責任感を深く自覚し、旺(おう)盛な闘志と覇気、情熱にあふれて1970年代の活動気風、闘争気風で働くことにより、自らの部門と単位に課された人民経済計画と国家予算歳入計画を必ず超過遂行しなければならない。

 委員会、省、中央機関をはじめすべての経済指導機関では、働いた分だけ、稼いだ分だけ報酬を与える社会主義分配の原則を徹底的に具現し、勤労者の生産熱意をさらに高めて変化、発展する現実に合わせて資金づくりの源泉をすべて掌握し、歳入を増やすための対策を立てなければならない。

 道、市、郡では、地方予算制模範郡称号獲得運動を力強く繰り広げて地方産業工場の生産を正常化し、さまざまな商業奉仕活動を行ってすべての市、郡が金を稼いで支出を保障し、国家により多くの金を納入しなければならない。

 すべての部門と単位では、党が示した財政の唯一管理制の原則に基づいて国家予算を執行する強い規律を立て、財政および銀行機関では新しい会計方法を積極的に取り入れて金銭の計算体系を正しく立ててウォンによる統制を強化することにより、浪費をなくして実利を徹底的に保障し、少ない労力と設備、資材と資金でさらに多くのものを生産、建設しなければならない。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.4.8]