top_rogo.gif (16396 bytes)

〈金正日総書記、中国非公式訪問〉 江沢民主席らと会見

指導者交流、重要な役割

 金正日総書記は、中国共産党の江沢民中央軍事委員会主席(中国中央軍事委員会主席)、呉邦国(全国人民代表大会常務委員会委員長)、温家宝(国務院総理)、賈慶林(中国人民政治協商会議全国委員会主席)、曽慶紅政治局常務委員とそれぞれ会見し、あたたかい談話を交わした。

 江沢民主席は、金正日総書記を熱烈に歓迎し、両党、両国の友好、協力関係を守護し、発展させ、国の富強、繁栄のため総書記が傾けた献身的な努力と重要な貢献を称えた。

 また、両国の老世代指導者がもたらし、築き上げた伝統的な中朝友好が双方の共同の努力によってりっぱに継承、発展していることをうれしく思うと述べた。

 そして、国際情勢が複雑多端な中で中朝両党、両国指導者が深みのある率直な交流と意思疎通をたびたび行うのは、双方間の協力と協調を強化するうえで何によっても代わることのできない重要な役割を果たすと指摘した。

 さらに、中国の新しい中央指導集団が新世紀に中朝友好を発展させるため朝鮮の同志たちとともに努力し続け、新たな寄与をするものと信じると指摘した。

 金正日総書記は、江沢民主席を中核とする中国の第3世代中央指導集団が朝中友好、協力関係を発展させるため大いに寄与したとし、われわれは中国の新しい中央指導集団とともに努力して朝中友好、協力関係の新たな局面を絶え間なく開拓するとのべた。

 呉邦国常務委員は、半年ぶりに北京で金正日総書記に会えたことをうれしく思うとのべた。また、昨年10月の訪朝期間、中朝間の厚い伝統的な友好について直接体験し、朝鮮人民が金正日総書記の指導のもと、団結、奮闘している感動的な姿を直接目撃したとし、朝鮮側が必ず自国の実情に合う発展の道を模索するうえで絶え間ない進歩を遂げるものと信じると強調した。

 温家宝常務委員は、中朝間の外交関係設定以降のこの55年間、双方が各分野、各クラスにおいて友好的な往来と協力を行ってきたことについて回顧し、金正日総書記と両国の友好、協力関係をいっそう発展させること、特に経済貿易協力に関する意見を交わした。

 また、中国側は中国企業が朝鮮側と各形式の互恵協力を行うのを積極的に奨励するとし、現中国経済発展の状況について簡単に要約して紹介した。

 賈慶林常務委員は、2002年の訪朝について楽しく回顧し、近年、朝鮮人民が朝鮮式社会主義を建設するうえで収めた成果を心からうれしく思うとのべた。

 そして、金正日総書記の指導のもと、朝鮮が経済を引き続き発展させ、社会の絶え間ない発展を成し遂げ、人民生活を絶えず改善するよう願った。

 曽慶紅常務委員は、金正日総書記が胡錦涛総書記をはじめ中国党と国家のその他の指導幹部と成功裏の会談と対面を行ったことを祝った。

 また、中朝両党、両国関係を肯定的に評価し、中国共産党が新世紀に党建設を強化した当該の状況を紹介した。

 金正日総書記は、中国の新指導集団に会ったことをうれしく思うとし、昨年、中国の新指導集団が全国の人民を導いてSARSと各種の自然災害を克服し、経済の持続的な発展を成し遂げたことを祝った。

 また、朝中双方が農業発展、都市建設など多くの面で当然互いに習い、経験を交流すべきであるとし、中国が中国共産党第16回大会の精神にのっとって、初歩的に富裕な社会を全面的に建設する偉業の遂行において新しくてより大きな成果を収めるよう心から願った。

 金正日国防委員長の訪中を歓迎して江沢民主席と曽慶紅常務委員は、夕食会と昼食会を催した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.4.24]