〈金正日総書記、中国非公式訪問〉 歓迎宴での演説 |
金正日総書記の中国訪問(19−21日)を歓迎して胡錦濤中国共産党総書記が19日催した宴会での金正日総書記、胡錦濤総書記の演説内容は次のとおり。 金正日総書記 新指導集団を祝福 私は、中国共産党第16回大会で新たに選出された胡錦濤同志をはじめ中国党の新指導集団に敬意を表すため、北京に来た。 中国に到着した瞬間から、胡錦濤同志と中国の同志たちがわれわれをあたたかく歓待してくれていることに深い謝意を表す。 私は、意義深いこの席で朝鮮労働党中央委員会と党中央軍事委員会、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会の名で、胡錦濤同志をはじめ中国党の新指導集団を再度、熱烈に祝う。 胡錦濤同志を首班とする中国党の新指導集団は、わずか1年足らずの期間に、第16回党大会で示された新世紀中華民族の偉大な復興を実現する雄大な偉業の実現において、実に輝かしい成果を収め、今日、中華人民共和国の国際的権威と影響力は非常に高まっている。 胡錦濤同志をはじめ中国党の新しい指導幹部同志たちは、「以人為本」の精神を体して、人民と生死苦楽をともにしながら中国共産党を人民のために奉仕する党にいっそう強化、発展させることにより、全中国人民の絶対的な支持と信頼、愛情と尊敬を受けている。 われわれは、中国共産党の闘争偉業に全面的な支持を表しながら、今後、胡錦濤同志を首班とする中国共産党の指導のもと、中国特色の社会主義建設をめざす偉業の遂行において、さらなる成果が収められるよう心から願う。 われわれは、中国党の新指導部が革命の先輩の伝統を継承して朝中友好をとても重んじ、それを重視していることから大きな力と鼓舞を受けている。 歴史のあらゆる風波のなかで検閲され、形成された朝中友好をいっそう強化、発展させることは今日、両党、両国人民の共同の意志である。 胡錦濤総書記 聖なる使命、努力を 春の兆しがはっきりと感じられる美しい季節に金正日総書記同志は、中国の党、政府と人民に対する朝鮮の党、政府と人民の友情を抱いて中国を訪問した。私は、中国の党、政府と全中国人民を代表して、金正日総書記同志の訪中をもっとも熱烈に歓迎する。 今回の訪問は、この4年間に金正日総書記同志の3回目の中国訪問である。これは、金正日総書記同志と朝鮮の党、政府、人民が中朝関係を高度に重視し、中朝友好、協力関係を新世紀により深く、より高い段階へ発展させようとする固い意志を十分に示している。 今回の訪問は、必ず伝統的な中朝友好をいっそう発展させる重要な契機として、中朝関係の年代記に輝かしくつづられると信じる。 伝統的な中朝友好は、老世代の指導者がわれわれに譲り渡した高価な富であり、われわれはこれを重んじるべきである。この友好を継承し、発展させるのは歴史がわれわれに任せた聖なる使命であり、この使命を果たすためわれわれはともに努力しなければならない。 新しい時期と新たな情勢のもとで、われわれは伝統的な中朝友好関係が永遠に生命力と生活力に満ち溢れるようにし、中朝友好をよりいっそう発展させるべき義務と責任、理由もすべてある。 中国の新しい中央指導集団は、朝鮮の同志たちとともに「伝統を継承し、未来を志向し、善隣友好と協力を強化する」精神で中朝友好、協力関係を引き続き強固にし、発展させるためねばり強く努力する。 近年、朝鮮人民は金正日総書記同志を首班とする朝鮮労働党の指導のもと、自力更生、刻苦奮闘の革命精神であらゆる難関を克服し、朝鮮の実情に合う発展の道を積極的に模索して強盛大国を建設する偉業で新たな積極的な進展を引き続き成し遂げている。われわれは、貴方たちの成果を心からうれしく思っている。朝鮮人民が金正日総書記同志の指導のもと、朝鮮式社会主義建設と自主的平和統一を成し遂げる偉業において、さらなる成果を収めるものと信じる。貴方たちの未来はいっそう美しいであろう。 [朝鮮新報 2004.4.24] |