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朝鮮外務省代弁人が強調、支持受けた「凍結対補償」

 朝鮮外務省スポークスマンは15日、6者会談実務グループ会議(作業部会)が終わったことで朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

 今回、朝鮮半島非核化の総体的目標を堅持し、その第1段階の行動措置として核凍結に移行するとの意志を明らかにし、最大限の伸縮性を発揮した。

 われわれの「凍結対補償」案は今回、多数の参加国の支持と共感を受けた。

 しかし、米国はまたしても「完全かつ検証可能で、後戻りできない核放棄」による「先核放棄」だけを強迫しながら、自らがでっち上げた「ウラン濃縮」に関する主張を再度持ち出した。

 これは、米国が今年末に行われる大統領選挙を無難に乗り切るため、その時まで6者会談で核問題の解決に関するいかなる結実ももたらそうとしていないことを明白に示している。

 今会議で米国の立場は、誰からも支持を得られなかった。

 われわれは、6者会談のプロセスを通じて朝鮮半島の非核化を平和的に実現しようとする一貫した立場から、今後も引き続き忍耐力を発揮して対話に臨むつもりである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.5.18]