光州民衆抗争24周年−イラク派兵撤回要求デモ |
1980年全羅南道・光州市での民衆抗争(光州人民蜂起)24周年に際し、南朝鮮でさまざまな行事が行われた。 18日、光州市の5.18国立墓地では「5.18民主化運動24周年記念式」が行われた。盧武鉉大統領をはじめ、犠牲者の遺族と与野党の代表ら、市民など、2600人が参加した。 演説した盧大統領は、「光州で始まった民主化の源流は、87年の6月抗争を経て、平和的政権への交替を実現し、ついに民主主義時代を切り開いた」とその意義を強調した。また、「しかしまだ5.18は完成していない。国民がひとつになったとき、5.18が完成される」としながら、「和解と共生の時代を切り開いていこう」と呼びかけた。
「5.18」は終わっていないという認識は、この日各地で集会を開いた市民団体などにも共通している。しかし、市民レベルの記念集会では5.18精神を継承するための課題として、現政権が決定したイラク派兵の撤回をスローガンに掲げた。 2000人が参加した「5.18民衆抗争24周年、精神継承国民大会」で参加者らは、「米国の指示で光州市民を虐殺した歴史は、米国の命令でイラク民衆を虐殺することで繰り返されている」としながら派兵の撤回を求めた。 「イラク派兵反対光州・全羅南道非常国民行動」は民衆抗争24周年に際して17、18の両日、光州市内でイラク派兵撤回を求めるデモを行った。参加者らは、イラク派兵は5.18の精神に背くと非難した。 [朝鮮新報 2004.5.22] |