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北南経推委第9回会議合意文

 2日から5日まで平壌で行われた北南経済協力推進委員会(経推委)第9回会議で採択された合意文は次のとおり。

 1、北と南は、開城工業地区第1段階の100万坪区域内のモデル地区建設を終え、年末までに製品の生産に入るようにし、工業地区管理機関を6月まで構成、運営することに積極的に協力する。

 これとともに双方は、電力、汶山―開城(電信電話局)―工業地区通信センター間に構成される光ファイバーケーブルを利用した通信などを9月から商業的方式で保障できるよう協力し、第1段階の100万坪開発工事が円滑に進むにつれ、次の区域開発に対する内部準備を行う。

 2、北と南は、東、西海線鉄道連結区間の開通を来年、同時に行い、これに先立ってすでに合意した可能な鉄道連結区間で列車のモデル運行を今年の10月ごろに行う。

 これとともに双方は、東、西海線連結道路を軍事的保障措置が講じられるのにつれ、今年の10月までに開通させる。

 3、北と南は、北南経済協力協議事務所の開設、運営に関する合意書を文書交換の方式を通じて早いうちに採択、発効させる。

 4、北と南は、北南間に合意したり、仮署名された合意書を速やかに発効させるため努力し、これに関連した付属合意書の作成など後続措置を取っていく。

 これに関連して双方は、すでに署名、交換した北南海運合意書(付属合意書含む)を早期に発効させ、双方の船舶の領海通過時期と航行において提起される問題を北南海運協力実務接触で討議する。

 5、北と南は、民間級経済協力が活性化するように当該の分野で提起される問題を解決するために積極的に協力する。

 6、南側は、同胞愛と相互扶助の原則から発して北側にコメ40万トンを借款の方式で提供する。

 7、北南経済協力推進委員会第10回会議は、8月31日から9月3日までソウルで催す。

 開城工業地区建設分科第2回会議は6月中に開城で、第10回北南鉄道、道路連結実務接触は6月30日から7月2日まで金剛山で、第5回北南海運協力実務接触は7月13日から15日まで束草で各々行い、その他の必要な分科会議、実務接触は今後、日程を定めて催す。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.6.11]