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朝鮮外務省代弁人、サミット行動計画を非難

 朝鮮外務省スポークスマンは13日、米国のジョージア州シーアイランドで8日から10日まで催された8カ国首脳会議(サミット)で採択された文書「大量破壊兵器不拡散に関する行動計画」に「完全で検証可能かつ後戻りできない核放棄」要求を朝鮮に履行することを求める内容が含まれたことに関連し、朝鮮中央通信社記者の質問に答えた。

 スポークスマンは、「サミットの文書に含まれているわれわれと関連した内容は、われわれに強制査察を通じた『先核放棄』を強要したもので、かつてイラクに要求したものと不思議にもまったく同じである」「結局、もう一つのイラク事態を作り出そうとするものである」と指摘しながら、「『先進国』だと自称する国々が、悲惨なイラク事態のようなものを引き続き作り出すことがそんなにも良いのか」と反問した。

 また、「わが国もイラクのようにして分け合おうとするあらゆる企図に対して警戒心を強めざるをえない」「朝鮮でイラクの事態を再現するのはとんでもないことである」と述べた。

 さらに、「今回のサミットの文書に言及された朝鮮問題関連の内容は、われわれをして強力な触媒剤を持って防御的な核抑止力をいっそう強化するための十分な名分を与えるだけである」と警告した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.6.17]