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平壌各紙、南での米軍「削減」発表を論評

 20日付の平壌各紙は、最近、米国が南朝鮮占領米軍兵力の一部を「削減」すると発表したのに続き、政府と軍部の高官らが南朝鮮で「戦争抑止力を弱めない」などと表裏ある行動を取っていることについて論評した。

 労働新聞は、米国が南朝鮮占領米軍兵力の部分的な「削減」によって生じる「空白」を埋めるという美名のもと、ハイテク軍事装備を持ち込んで南朝鮮占領米軍の戦力を大幅に強めていると指摘。これは先制攻撃戦略による第2の朝鮮戦争準備を完了するためのものであると非難した。

 また、米国は和解と協力の雰囲気が高まっている北南関係発展の流れに水を差し、対決を助長させることにより南朝鮮に対する永久占領を実現し、それを軍事的足場にして朝鮮に対する新たな侵略戦争を挑発しようとしていると強調した。

 そのうえで、朝鮮半島の核問題解決に向けた6者会談が成功裏に推進されるか否かは、米国の対朝鮮敵視政策撤回いかんにかかっており、彼らが唱えている「対話」の本質は問題解決のためのものではなく、戦争準備完成のための時間稼ぎに過ぎないと非難した。

 民主朝鮮は、もし米国があくまでも北侵戦争を挑発するなら、われわれは因苦欠乏に耐えながら打ち固めてきた自衛的国防力の威力を余すところなく誇示するであろうと強調した(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.7.26]