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朝鮮人民軍板門店代表部代表、朝鮮半島に戦争の危険が生じていることに関連し、国連事務総長に手紙

 朝鮮人民軍板門店代表部代表の李賛福上将は、米国が現在、南朝鮮で強行している膨大な武力増強策動により、朝鮮半島に一触即発の戦争の危険が生じていることに関連し、22日付でアナン国連事務総長に手紙を送った。

 代表は手紙の中で、「平和維持の高尚な使命を担っている国連が破廉恥かつごう慢な米国の強権と専横を退け、朝鮮問題の平和的解決とすべての外国軍隊の撤退を見越した停戦協定第60項と米軍を南朝鮮から撤退させるという第30回国連総会の決議を履行することにより、米軍の南朝鮮占領に早急にピリオドを打ち、朝鮮と世界の平和と安全を図ることに積極的に寄与するものとの期待を表する」と指摘した。

 また、米国の大々的な武力増強行為を通じて米国の朝鮮に対する先制攻撃準備が頂点に至っていると判断したと述べ、「朝鮮人民軍側は、核問題を解決するとしながら空転で時間ばかり延ばしている6者会談の裏で今、米国が猛烈に繰り広げている武力増強に対し傍観するわけにはいかず、いかなる場合にも米国側が攻撃準備を完了し、出発陣地を占める時まで、米国側が先に攻撃してくる時まで腕をこまねいて待っていないと再度厳かに宣言する」と指摘した。

 さらに、「米国の敵視政策がこれ以上続く限り、朝鮮での戦争はほとんど避けられないとわれわれは見なしている」「朝鮮の軍隊と人民は久しい前にこのことを覚悟したし、あれほど形容し難い苦難のなかでもこれに対処する準備を一瞬たりとも中断したことがない」と強調した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.7.29]