祖平統、米軍の戦力増強を非難 |
祖国平和統一委員会(祖平統)は7月31日、米国が8月中旬から最新式原子力空母ステニスを南朝鮮周辺水域に配備しようとしていることに関連し、書記局報道第878号を発表した。 報道は、米国が今回、最新式原子力空母戦団まで南朝鮮の周辺に配備しようとするのは、朝鮮に対する米国の核先制攻撃準備がきわめて無謀な段階で強行されていることを明白に示していると述べながら、次のように指摘した。 米国は自国の武力増強策動を「安保の空白」を埋め、誰かを抑制するためだと唱えているが、それは朝鮮を力で圧殺するための新たな戦争挑発策動を正当化するき弁にすぎない。 米国が対話の裏でわれわれを侵略するための戦力増強策動に血道を上げているのは核問題の解決に向けた6者会談に興味がなく、対話の方法で朝米関係を改善しようとする意志がないということを自ら露呈したものである。 最近、ブッシュ政権が「前向きの提案」だの、「驚くほどの代価」だのとしながら三文の価値もない偽りの平和戦術を使っているが、朝鮮を力で圧殺しようとする自分たちの侵略的正体はもはや隠すことができなくなった。 朝鮮の軍隊と人民は、米国の挑発的な核先制攻撃準備に対処して民族の自主権と生存権を守るための正義の抑止力を質、量ともにいっそう打ち固め、侵略者があくまでも戦争の道に進むなら、世紀を継いで強めてきた自衛の力で侵略者を一人残らず押しつぶすだろう。 米国は、無分別な戦争挑発策動がもたらす重大な結果について熟考し、冒険的な戦力増強策動をはじめ対朝鮮敵視政策を直ちに中止すべきである。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2004.8.6] |