平壌で第2回世界コリア学大会、統一の転換的契機に |
第2回世界コリア学大会が4、5の両日にかけて平壌で開かれ、盧斗哲副総理と社会科学院の太亨徹院長のほか、科学、教育部門の幹部、関係者が参加した。また、朝鮮と中国、ロシア、日本、スペイン、米国、オーストラリアなど各国の代表団と代表、海外同胞代表団と代表が参加した。 太亨徹院長は、世界のコリア学専門家の大きな関心と期待のなかで開かれる今回の大会が、コリア学をいっそう発展させるうえで新たな里程標になる意義深い大会になるものとの確信を表し、大会の開幕を宣言した。 祝賀演説を行った盧斗哲副総理は、今大会が朝鮮に対する研究をより高い水準で行い、コリア学を研究する学者間の連帯を強化し、朝鮮民族の統一と発展、アジアと世界の平和と安全を成し遂げるのに積極的に寄与する転換的契機になることを願うと強調した。 つづいて、ロシア科学院東方学研究所コリア室のアレクサンドル・ウォロンチョフ室長と中国・吉林省東北亜研究センターの陳竜山顧問が祝賀演説を行った。 大会では分科別討論会が哲学、社会政治学、経済法律、歴史、文学、言語学、民俗芸術、教育文化、科学技術分科に分かれて行われた。 討論会では、朝鮮と各国、海外同胞代表の多くの価値ある論文が発表され、相互の関心事となる問題に対する意見が交換された。 討論者は、世界のコリア学専門家、学者が交流と協力を拡大し、きずなを強めることにより、朝鮮の歴史と文化を固守し、輝かしていくのに積極的に貢献することで意見を同じくした。 つづいて閉幕会議が行われた。 太亨徹院長は閉幕会議での演説で、すべての参加者が今大会で収めた成果と経験に基づいて今後もコリア学の研究を深め、民族の和解と協力、統一を学問でしっかり保証し、統一時代の知識人としての使命と本分を果たしていくことについて強調した。 つづいて、ロシアのサンクト・ペテルブルク総合大学東方学部朝鮮語・文化センターのセルゲイ・クルバノフ所長、「在米韓人女性芸能人・作家協会」のペク・ジョンミン会長、在日本朝鮮社会科学者協会の金和孝会長が演説した。 大会では、参加者の名義で宣言書が採択され、@コリア学に対する研究が6.15共同宣言の旗印のもとに北と南が和解と協力を強化し、自主的平和統一を成し遂げるのに積極的に貢献するよう努力すること、Aコリア学に対する研究活動が朝鮮半島はもちろん、東北アジアと全世界の平和と安定、繁栄を遂げるうえで貢献するよう努力すること、B正義と真理を尊重する学者として、朝鮮の歴史と文化に対する研究をいっそう深く行ってコリア学の発展が朝鮮民族の尊厳と誇りを高めていくのに貢献するよう努力すること、C世界コリア学大会を今後も引き続き開き、それがコリア学の発展と全世界のコリア学専門学者の連帯強化に大きく貢献するよう努力すること―などが盛り込まれた。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2004.8.12] |