朝鮮外務省代弁人、ブッシュ妄言が米国の本心と指摘 |
朝鮮外務省スポークスマンは23日、ブッシュ米大統領が最近、朝鮮の最高首脳部を冒とくする妄言を吐いたことに関連し、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、ブッシュこそヒトラーを何十倍も上回る暴君中の暴君だと非難した。 スポークスマンは、ブッシュの発言が健全な理性と現実感覚のある政治家のものであるというよりは、馬鹿ならではの幼稚な言動にほかならないと指摘。「こんにち、イラクをはじめ世界の至るところで戦争の火ぶたを切り、殺りくを行った元凶はブッシュである」と強調した。 また、ブッシュが公然と「武装解除」を求めたのは、これまで「北朝鮮を侵攻する意向はない」「絶対に北朝鮮を攻撃しない」と言ったことが口先だけであり、世論を欺くための術策に過ぎないことを自らあらわにしたものだと述べながら、力で朝鮮の体制を転覆しようとするのが米国の本心であることを明白に示したと指摘した。 そのうえで、6者会談の基礎をしっかり築くべきブッシュが今回、自分の本性を表したことにより、朝鮮が会談に出られないようにするのはもちろん、米国と対座する初歩的な名分さえ持てないようにしていると付け加えた。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2004.8.26] |