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朝鮮外務省代弁人、ブッシュこそ暴君中の暴君

 報道によると、ブッシュが最近、ウィスコンシン州での有権者との対話集会で演説し、「中国、日本、韓国、ロシアと一緒になることが重要であると感じた。それで今、『武装を解除しろ』と5カ国が『暴君』に呼びかけている」とわが最高首脳部を中傷、冒とくする妄言をまたしても並べ立てた。

 健全な理性と現実感覚のある政治家の発言であるというよりは、馬鹿ならではの幼稚な言動にほかならない。

 超大国の大統領を名乗るブッシュが職分にふさわしくなく主権国家の最高首脳部に対して下品にこきおろろし、ああだこうだと言ったのを見ると、彼が政治家はおろか、人間としての初歩的な道徳も備えていない政治的未熟児であり、低劣なならず者であるとしたわれわれの評価が正確だったことをはっきり示している。

 こんにち、イラクをはじめ世界の至るところで戦争の火ぶたを切り、人間殺りくを娯楽のように行った元凶はブッシュである。

 ブッシュの執権によって、平和であった世界が、テロと戦争が悪循環する類例のない乱舞場と化している。

 まことに、ブッシュこそヒトラーを何十倍も上回る暴君中の暴君であり、そのような暴君らで構成されたブッシュ一味は典型的な政治ギャング集団である。

 米国内はむろん、世界各地で彼を低能児、無知、暴君、殺人魔とちょう笑し、非難しているのは決して理由のないことではない。

 今回、ブッシュが公然とわれわれに「武装解除」しろと求めたのは、これまで彼が「北朝鮮を侵攻する意向がない」だの、「絶対に北朝鮮を攻撃しない」だのと言ったことが口先だけの言葉であって、世論を欺くための術策に過ぎないことを自ら露にしたのである。

 結局ブッシュは、世のなかがすべて変わっても変わることのないのが力でわれわれの体制を転覆しようとする米国の本心であるということを明白に示した。

 ブッシュが今回、6者会談参加国と一緒になってわれわれの武装解除を求めていると言ったのは、米国が6者の枠組みのなかで追求する本当の目的が何であるのかを明白にしたものだ。

 事実、米国が第3回6者会談で得られたすべての合意と共通の認識を覆し、対朝鮮敵視政策を露わにしていることにより、6者会談実務グループ会議さえも行われていないのが現状だ。

 にもかかわらず、会談の基礎をしっかり立てるべき直接の責任を担ったブッシュ一味が今回、自分の本性をまたしても現したのは、われわれをして到底会談に出られないようにするのはもちろん、米国と対座する初歩的な名分さえ持てないようにしている。

 わが祖国と民族、われわれの社会主義は誰も代わって守ってくれないし、また守ることもできない。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.8.26]