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労働新聞、日本の過去清算促す

 労働新聞は8月29日、日帝が「韓日併合条約」をねつ造し「韓日併合」を公布してから94年になることに関連し、署名入りの論説を載せた。

 論説は、前世紀に日帝が朝鮮を占領して働いた蛮行は古今東西にないものであり、いかに歳月が流れ世紀が替わろうと、消すことも忘れることもできない反人倫的、反民族的、反歴史的な罪悪であったと述べながら、次のように指摘した。

 過去の清算は、日本が世紀と世代を継いで抱えている歴史的課題であり、回避することのできない国家的、国際法的義務である。しかし日本は、02年の朝・日平壌宣言を通じて過去の清算を約束しておきながらも、その実現のための誠実な行動を示しておらず、あれこれ不当な口実をもうけて時間を引き延ばしている。

 日本のこのような信義のない態度は、朝鮮人民の失望感を呼び起こしており、果たして過去の罪過を悔いて新しい歴史の出発点に臨むのだろうかという疑問を持たざるを得なくしている。

 世界的な情勢の変化にもかかわらず朝・日敵対関係が解消されず、朝・日両国が「近くて遠い国」となっているのは、日本が過去の清算をせず、それによって両国人民の間に存在する根深い不信が取り除かれていないからである。

 過去の清算は朝・日関係改善の先決条件、根本的なカギである。過去の清算は朝・日平壌宣言の核心事項である。よって日本が朝・日平壌宣言を尊重し、誠実に履行すれば過去の清算問題が解決し、朝・日両国の関係も順調に解決するだろう。

 日本は朝日平壌宣言の精神にのっとり過去を一日も早く清算することによって、朝鮮人民に犯したおびただしい罪悪をすすぎ、時代と人類の前に新しい姿で立つべきである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.9.3]