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各国団体が米国に要求、対朝鮮戦争策動やめよ

 米国が南朝鮮で軍備増強を図りながら対朝鮮侵略戦争の準備を着々と進めていることと関連し、世界各国の市民社会団体がこれを非難している。

 アレハンドロ・カオ・デ・ベノス朝鮮との親善協会委員長は8月12日、「韓国民族民主戦線」平壌支部代表に手紙を送り、南朝鮮駐屯米軍の再配置と新たな武装装備の搬入は、朝鮮に対する核先制攻撃を敢行し南朝鮮の人々にブッシュのために血を流すことを強要する米国の侵略的本性を赤裸々に見せていると非難した。

 また、朝鮮の分断が「安保」に必要だとの宣伝に長い間騙されてきた南朝鮮の人々は、こんにちではワシントンの政治家が「シャーマン」号の乗組員となんら変わらないことに気付いていると述べながら、米国は朝鮮の文化を破壊し資源を強奪したのみならず、青年を戦争の弾除けとして利用するために南朝鮮を占領していると指摘。米軍が南朝鮮から完全に撤退するまで朝鮮の人々との連帯性活動を続けていくと強調した。

 同協会の英国支部も8月22日、声明を発表し、最近米国がアラスカのF15E戦闘爆撃機1個大隊を南朝鮮に移動させるとともに、F117ステルス戦闘爆撃機3個大隊とミサイル、イージス駆逐艦を追加で搬入すると発表したことについて、驚きを禁じえないと指摘した。

 また、朝鮮半島情勢はブッシュ政権の対朝鮮侵略戦争策動により爆発寸前だと述べながら、米国がこれ以上南朝鮮に軍備を搬入しないよう強く求めた。

 そして、米国は朝鮮から手を引くべきだと強調しながら、自主性を志向する英国と各国の進歩的な人民に朝鮮のまわりに固く団結することを訴えた。

 一方、ベルギーの「朝鮮は一つだ」連帯委員会のカテリン・ディジョン書記長は8月23日、「ウルチ・フォーカスレンズ04」合同軍事演習を非難する談話を発表し、米国は6.15共同宣言の履行で分断された祖国を自主的に、平和的に統一しようとしている朝鮮民族の思いと意志を見極め、対朝鮮戦争挑発策動を無条件でやめるとともに、南朝鮮駐屯米軍を一日も早く撤退させるべきだと主張した。

 談話は、合同軍事演習が朝鮮半島の平和と安全を破壊し、情勢を対決と緊張激化へとつなげる犯罪行為だと指摘しながら、その真意は北南対話と6者会談に人為的な障害を作り出し、6.15共同宣言の履行にブレーキをかけようとしているところにあると非難した。

 そして、南朝鮮当局は米国との戦争共助をやめ、イラクに派兵した武力を撤退させるべきであり、米国の対朝鮮敵視政策に反対しなければならないと強調した。

 このほかにも、英国チュチェ思想研究会、英国先軍政治研究協会、朝鮮との親善のための英国協会も共同声明を発表し、「ウルチ・フォーカスレンズ04」の中止と「作戦計画5027−04」の撤回を求めた。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.9.4]