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ARF朝鮮代表、安保問題に関する立場表明

 5日、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)安保政策会議で演説した朝鮮代表団団長である人民武力部の金相翼副部長は、朝鮮半島を中心とする地域の平和と安全保障問題に関する朝鮮の見解について次のように述べた。

 こんにち、アジア太平洋地域の平和と安定を破壊する根本要因は一方主義と強権行為に基づいた軍事的脅威である。それがもっとも濃厚に現れているのは朝鮮半島であり、従って朝鮮半島の平和保障は同地域の安保における焦眉の問題となっている。

 わが国を「悪の枢軸」、核先制攻撃の対象と名指しし、武力で圧殺することを政策化した現米政府は、軍事力を含む各種手段を総動員してわが制度を転覆するための対朝鮮敵対行為を執ように追求している。

 朝鮮半島を取り巻く先鋭な政治、軍事情勢のもと、われわれは国と民族の自主権を守るため、自衛的国防力をあらゆる面から固めていくしかない。

 朝鮮半島で戦争の危険を根源的に除去して地域の平和を保障するうえでの根本問題は、米国の一方主義と覇権主義、特に対朝鮮敵視政策と軍事的脅威を終息させることである。米国が現実逃避的な観点に立って今後も引き続き対決的な対朝鮮敵視政策を強行するなら、核抑止力を含むわれわれの自衛的軍事力はますます強化される結果をもたらすことになる。

 朝鮮人民軍は今後も、自衛的な国防力に基づいて朝鮮半島と地域で戦争を防ぎ、恒久平和を保障するため全力を尽くすだろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.11.15]