朝鮮外務省代弁人、IAEA理事会の結果で「北南への二重基準、許されない」と強調 |
朝鮮外務省スポークスマンは1日、南朝鮮核問題に関する国際原子力機関(IAEA)管理理事会会議の結果を受けて、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、いかなる場合にも北と南に対する二重基準の適用は決して許されず、朝鮮だけが非核化に進むというのは話にもならないと強調した。 スポークスマンは、南朝鮮の秘密核活動が暴露された当初から、それが朝鮮半島非核化の実現の根本的な障害となっている以上、徹底的に解明されるべきであり、この問題を朝鮮半島の非核化を議論する6者会談の開催と結び付けざるを得ないという立場を明らかにしたことについて言及。IAEAの「査察」過程と今回の理事会会議の過程をもとに、米国とIAEAが南朝鮮の秘密核実験事件をうやむやにしようとしているとの結論を下したと指摘した。 また今回の事実を通しても、南朝鮮は「同盟」関係にあるからといって秘密核活動については目をつむり、朝鮮とは敵対関係にあるからと言いがかりをつける米国の振る舞いこそ、二重基準の極端な発露だと非難した。 そして、IAEAが最後まで南朝鮮秘密核実験を納得の行くように解決しなければ、6者会談で優先的に議論されるべきであり、ましてや朝鮮がIAEAメンバーでも、核拡散防止条約の締結国でもない以上、朝米間の核問題に先立って議論されてしかるべきだと強調した。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2004.12.5] |