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北関東朝鮮歌舞団創団30周年記念しディナーショー

 北関東朝鮮歌舞団創団30周年記念ディナーショーが12月22日、さいたま市北与野アルーサ清水園で行われた。

 総聯中央民族性固守委員会金尚一事務局長はじめ埼玉県在住の同胞ら約200人が参加したイベントでは、同歌舞団の30年間の歩みを映像で紹介した後、現団員と元団員たちによる歌と舞、楽器の演奏が披露された。

 同歌舞団は、日本における8つの朝鮮歌舞団のうちもっとも活動年数の少ない歌舞団である。1973年9月に東京以北のより広い地域で芸術活動を行うことを目的に、30年間北関東地域を中心に東北、北海道でも活動を行ってきた。これまでの公演総数は5067回、移動距離は81万5726キロメートルで「地球を20周」するのと同じだという。

 混声5重唱「愛の中で」でスタートした公演では、男声独唱「恨500年」、重唱「笑いの花咲き誇る」、打楽器演奏「サムルノリ」、女声2重唱「童謡メドレー」、3人舞「扇の舞」など21作品が披露された。

 中部支部「ムジゲ」重唱サークル責任者のリム・ミョンジャさんは「歌舞団の存在はとても大切。結婚式や同胞の祝い事の席に歌舞団がいないと寂しい。この場に集まった同胞たちの姿が歌舞団に対する期待だと思ってがんばって欲しい」と語り、東松山市から来たリ・スンジャさん(53)は「久しぶりに同胞たちが朝鮮の歌に踊る姿を見たようだ。こうした場がいつまでもなくならなければ良いと願っている。歌舞団の魅力はなんといってもチョソンサラムのハートだから」と話していた。

 過去30年間、同歌舞団で活躍した団員たちの数は52人。現在、尹漢信団長(38)を中心に4人の団員たちが活躍している。

 創団30周年記念ディナーショーは、12月9日にも群馬県高崎市役所内のレストランで行われ好評を博した。

[朝鮮新報 2004.1.7]