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平壌で19世紀の朝鮮民俗画を発掘

 最近、朝鮮で19世紀の美術作品176点が発掘され、歴史学界と人々の関心を集めている。

 墨絵と水彩画による多様なテーマを扱った人物風俗画は、当時の社会生活を深く認識させている。

 作品は、19世紀後半期に活動した民間画家、金俊根によって創作された。

 作品は、当時の人々の農業生産活動過程を各営農工程別に独自のテーマを選定して具体的に見せながらも、さまざまな形態と行動を単純に表現している。

 経済生活をテーマにした作品はその対象が豊かで、内容の展開と生活探究が具体的になっている。

 文化情緒生活はもちろん、世俗的でさ細な生活まで取り扱った彼の作品は、当時の人々の生活風習を幅広く表している。

 注目されるのは、作品の題目が朝鮮語になっていることである。

 金俊根の作品は以前からフランス、ドイツ、英国をはじめ欧州諸国に広く紹介された。

 朝鮮人民の秀でた英知と才能を示す彼の作品は、国の美術発展に積極的に寄与した貴い文化財である。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.2.6]