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在日3世のピアニスト、朴勝哲さんが第11回読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞

 第11回読売演劇大賞(主催=読売新聞社、後援=日本テレビ放送網)贈賞式が2月27日、東京丸の内のパレスホテルで開かれ、優秀スタッフ賞に在日3世のピアニスト、朴勝哲さん(36)が選ばれた。朴さんは、こまつ座「兄おとうと」でのピアノ演奏を高く評価された。

 同賞は、1年間、日本国内で上演されたすべての演劇から最も優れた作品、人に贈られるもので、今回は9人の選考委員が選んだ候補の中から演劇関係者100人による投票を行い、それをもとに最終選考会で決定した。同賞でピアノ演奏が選ばれるのは初めてのこと。こまつ座代表の井上ひさしさんは「朴さんはこまつ座の宝、そして日本の宝」と喜びを語った。

 贈賞式では大賞、最優秀演出家賞に輝いた鵜山仁氏ほか、最優秀作品賞「オイル」を作、演出した野田秀樹、同男優賞の風間杜夫、同女優賞の寺島しのぶ、同スタッフ賞の勝柴次朗氏などにブロンズ像と副賞が贈られた。

[朝鮮新報 2004.3.2]