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4月5日、東京で金剛山歌劇団民族器楽演奏会

当日販売されるCD収録の様子

 金剛山歌劇団民族オーケストラが奏でる音楽の夕べ「民族器楽演奏会」が来月5日、東京青山の草月ホールで開かれる。公演では、ソヘグム独奏「春の訪れ」、重奏「烽火」、ソヘグム四重奏「ひばり」、管楽器重奏「黄金の原野」など60年代の朝鮮の名曲を含む10曲が披露される予定。

 同劇団器楽部のみの公演は4年ぶりのことで出演者たちの意気込みも熱いようだ。金成哲さん(指揮、30)は「優れたテクニックを持つ奏者たちをうまくまとめ、心地よくて力強い、民族情緒あふれるサウンド作りに努めたい」と語り、河明樹さん(ソヘグム、27)は「大人には故郷への懐かしさを、若者たちには未来の夢を与えられたらと思う。観客たちが世代を超えて楽しんでくれれば」と話した。また、日本初の玉流琴独奏を披露する金知希さん(26)は「今後、日本でも玉流琴の演奏者を増やしていきたい。演奏を聞いて少しでも興味を持ってもらえたら」と話していた。

 出演者たちは皆、朝鮮学校出身の在日3世、4世たちである。幼い頃から朝鮮学校で、祖国から送られてきた民族楽器に親しんできた。尹慧瓊さん(ソヘグム、29)は「祖国を取り巻く環境は厳しいけれど、私たちの演奏を聞いて少しでも元気を出してもらえたら」と話していた。

 当日会場では、同器楽部演奏の音楽CD「朝鮮民族器楽曲集」(2500円)も発売される。(潤)

 4月5日、東京草月ホール(地下鉄青山一丁目下車)、開場午後6時、開演6時半、入場料4000円(全席自由 ※一部招待席あり)、入場券はチケットぴあPコード:166―471、ファミリーマート、セブンイレブン、サンクスで購入可、問い合わせ:金剛山歌劇団 TEL 042・341・6410

 ※未就学児童の入場はご遠慮下さい。

[朝鮮新報 2004.3.17]