張允植著「古代シルクロードと朝鮮」東京で盛大に出版記念会 |
張允植著「古代シルクロードと朝鮮」出版記念会が3日、東京、市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で開かれ、梁守政総聯中央副議長(在日本朝鮮人商工連合会会長)ら各界から約80人がお祝いに駆けつけた。 版元の雄山閣宮田哲男社長の祝杯の音頭で幕を開けた記念会では、金正守文芸同中央委員長があいさつし、「シルクロードと古代朝鮮3国との深い縁について多面的な光を当て、若い世代に民族の豊かな文化を伝える名著」だと称えた。また、全浩天在日本朝鮮歴史考古学協会会長もあいさつに立ち、「本書は『西遊記』で広く知れわたった唐・玄奘の『大唐西遊記』にも劣らぬ不朽の価値を持つ新羅の僧・慧超による『往五天竺国伝』を、現地での苦難の踏査、体験によって生き生きと蘇らせた紀行文」だと述べた。 答礼のあいさつをした張允植氏は「シルクロードの踏破を通じてわが民族への共感と矜持を高揚させることができたことが何よりも幸せだ」と語り、この熱い思いを多くの読者と分ち合えたことに喜びを表明した。 [朝鮮新報 2004.4.6] |