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くらしの周辺−よく見る夢

 最近、自分が朝青職員だった頃の夢をよく見る。多くの朝青員たちの中に自分がいて、何かメッセージを伝えようと一生懸命になっている夢や、焼肉を食べながら話をしている夢…。朝大を卒業して7年間専従職員として活動し、多くの人と出会い、学び、泣き、笑い、本当に充実した青年時代をおくってきた。何も知らない新人活動家を支えてくれたのは、朝青の先輩、総聯支部委員長、そして同胞社会であった。

 「お酒が飲めないのに最後まで付き合ってすごいね」といつも言われていたが、酒の場でウーロン茶片手に5、6時間話すのが当たり前だったし、苦に思ったことなど1度もなかった。なぜならその場が1番楽しかったし、学べる場であったから。事情もあり結果的に一線を退く形になってしまったものの、同胞社会や民族のために尽くす心を持ち続けたい。それはきれい事ではなく、自分のためだと思うからだ。

 時代が進み世代が新しくなるにつれ、同胞社会の未来を危惧する声も耳にする。そんな話を聞くたびに、もう1度あの哲学を思い起こす。人間中心の哲学を…。客観性を重視しながらも主体的立場に立てば、明るい同胞社会の未来は見えてくるだろう。その中心にいるのがセセデ達であり、未来を切り開くためのキーワードは人材育成にあると確信する。今後も朝青員として微力ではあるが、人材の育成と輩出のための活動を続けていきたいと思う。同時に自分自身もそんな人材になれるよう努力していきたい。

 最近よく見る夢は、私に「大切なことを忘れてないか?」と問いかけながら、プレッシャーをかけてくれているようにも思える。(朴英二、朝青員)

[朝鮮新報 2004.6.21]