民族性守る同胞に感激 |
「大長今」の主題歌歌った歌手 リ・アンさん 豊かな声量と清んだ歌声で人々を魅了する歌手、リ・アン(24)。 5月にデビューアルバム「魚座」を出した翌月、MBCテレビ番組「音楽キャンプ」で新人王に選ばれた。今、南で人気上昇中の歌手。 彼女の名が世間に広く知られたのは、MBCの人気ドラマ「大長今」の主題歌「オナラ」を歌ってから。「『オナラ』とは、来いという意味の『オノラ』が民謡風に変化し発音された言葉で、私が行く道を共に行こうという意味」。 国立国楽中学校の生徒に憧れて入学、同高等学校をへて、ソウル大学国楽科を首席で卒業した。 民族伝統音楽を指す国楽では、歌うとき、声帯を押しつぶした独特な唱法で発声する。 02年に20カ国を「歌旅行」で巡り、大衆歌謡歌手になる決意をする。 彼女の歌は、南北に引き裂かれた離散家族を題材にした「いつか」、米軍装甲車による女子中学生れき殺事件を歌った「美.人.」など、社会性が高いものが多い。 目指す歌手像は、「海外で民族性を守ってきた僑胞たちのような生命力のある歌手、アスファルトを突きぬけて、空高く種を飛ばすたんぽぽのように、世界中に自分の音楽を広げられる歌手」だという。 「青商会の方々は、情熱的で力強く、清らかな瞳を持っている」と語る彼女は、白いドレスを身にまとい「ウリ民族フォーラムin九州」の舞台で、喝采をあびた。 [朝鮮新報 2004.7.7] |