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朝鮮の「世界遺産」担当

ユネスコ蘇州会議で活躍 姜革民さん

 中国・蘇州で先月開かれたユネスコ世界遺産委員会で、朝鮮の「高句麗壁画古墳群」が世界遺産に登録された瞬間、朝鮮政府代表メンバーの顔が綻んだ。その中の1人で、肩書きはズバリ「朝鮮文化保存指導局世界遺産担当」。30歳。

 蘇州でも、ソフトな物腰と理路整然とした受け答えで西側記者から大きな注目を浴びた。

 すでに世界遺産の専門家としてタイ、英国、モンゴル、中国、フランスなどを歴訪した国際派。会議でもひっきりなしに各国代表と談笑し、旧交を温めていた。「高句麗壁画古墳を人民と共に守っていくために国の法律や文化財保護制度をより整備していきたい」と意欲満々。

 ユネスコ総会にはNGOを含め女性代表が約半数を占め、子連れ姿も目立った。赤ちゃんをあやす姿が板についているので、聞くと「生後3カ月の長男がいます」とにっこり。妻は医師。

[朝鮮新報 2004.7.28]