人を詰る前に自らを正せ |
漢陽大学名誉教授 李泳禧さん 1日、東京で開かれた「80歳を迎えた鄭敬謨先生記念講演と傘寿を祝う会」にソウルから駆けつけて、会場をわかすスピーチを行った。 75歳。軍事独裁政権のもとでの「幾多の長い投獄体験」を持つ。その著書「転換時代の論理」は、闘う民衆の啓蒙書として多くの支持を得て、彼らに大きな影響を与えた書として名高い。 この日のスピーチでも「韓日の反共、極右、軍国主義者勢力が、過去を美化、正当化して、朝鮮半島の統一と東アジアの平和に逆行している」と痛烈に批判しながら、「人をなじる前に自らの罪を謝罪し、自己批判すべきだ」と述べた。 また、85年に初めて出国が許されて、東大に招聘されたが、当時の印象を「思想の自由はもとより、身体的自由を得ることの素晴らしさを味わえた」と振り返った。 [朝鮮新報 2004.8.17] |